◆大洋の航海者
なにも遮るもののない外洋にすむ生き物のエリア。ハンマーヘッドのアカシュモク ザメやスミツキザメなどが見られるサメの水槽、マグロの回遊を観察できる大回遊水 槽などがある。大きなマグロのメタリックな質感や美しく冷たい輝きを放つ姿を、間 近で観察できるのがうれしい。

◆世界の海
熱帯のサンゴ礁から氷に覆われた南極まで、海がみせるさまざまな世界にすむ生物の エリア。オーストラリア西部にすむ、海に漂う海藻のような魚のリーフィー・シード ラゴンほか、北極海の珍しい無脊椎生物や深海にすむユニークな生物など見どころが いっぱいある。

◆渚の生物
波が打ち寄せる関東の磯を再現。潮の満ち干きにより表情を変える磯で、魚だけでな く、岩に隠れたイソギンチャクやヒトデなどを探してみるとおもしろい。「しおだまり水 槽」では、スタッフと一緒にヒトデやウニに触ってみるガイドを実施(約20分)。土・ 日・祝日のみ13:30〜15:00。

◆ペンギンの生態
フンボルトペンギンやフェアリーペンギンなどを観察できる屋外のエリア。陸上の岩 場でのんびり日なたぼっこしたり、歩く姿はかわいらしいが、プールの側面 から見られ る水中を泳ぎ回る姿は、なんとも豪快。オールのような固い翼を上手に使って潜るよ うすは、陸上とはまた違った表情だ。華麗なダイビングを観察するなら1日2回あるえ さの時間(10:30、15:15)がおすすめ。スタッフによるスポットガイドもある (約10分)。1日2回12:30、15:00。

◆海藻の林
モントレー湾水族館より寄贈された、大きなものでは50mほどにもなる「ジャイアン トケルプ」が生育中の水槽。移植時には50〜60cmだったが70〜130cmほどまでに成長。 海藻の育成には光や波の調節が難しく、たくさんの人工照明や栄養を吸収させるため の人工波など、技術的な装置を駆使してスタッフが大切に育てている。また、海藻の 間や岩陰からは、タコ類では世界最大になる種のミズダコも見ることができる。

◆東京の海
東京湾から小笠原まで、礁、潮だまり、磯、伊豆七島の海などに分けられた水槽が並 ぶエリア。泥干潟をはい回るトビハゼ、サンゴ礁を泳ぐチョウチョウウオ、春から秋 にかけて東京湾でふつうに見られるミズクラゲなどを観察できる。実験展示コーナー では、クラゲの幼生など、ふだん目にすることができない生物を紹介してくれ る10min.ライブもある(約10分)。1日3回11:15、14:15、15:45。

◆海鳥の生態
北半球の冷たい海の上でくらす、ウミガラスやエトピリカなどの海鳥を見ることがで きる水槽。水中を潜って見事に泳ぐようすは、まるでペンギンと間違えてしまうほど。 じっくりと観察したいならえさの時間がおすすめ。ペンギンとどこが違うのか説明し てくれる、スタッフによるガイドも実施(約20分)。えさの時間、スタッフガイドと もに1日2回11:45、16:00。

◆ハイビジョン映像
水族館をより楽しむためのポイントや、とっておきのスポットなどをハイビジョン映 像で観賞できる。一般向けには「おどろきと発見-水族園の楽しみ方」、子ども向け には「もっとたのしいすいぞくかん」を上映。各約10分。

◆ガイドツアー
動物解説員による園内のガイドツアー。土・日・祝日は水槽の裏側まで見学できる。 1日2回、11:00〜、14:00〜。3階ガラスドーム内カウンターで15分前より受付。定 員は平日15名、土・日・祝日10名。受付開始時に定員をこえた場合は抽選になる。ま た、毎月第4土曜日は、飼育係員など生き物に携わっているスタッフが、生きもの の話や仕事の裏話などをテーマに話してくれる「スタッフトーク」も開催。
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