◆アシカショー
芸達者でスポーツマンのアシカたちは、水中でも陸上でも大活躍。バレーボールの試合やピアノとドラムの演奏、火の輪くぐりなど、高度な芸を披露してくれる。拍手、挨拶、ボール乗せなどの基本芸は、約3か月で覚えるほど賢いアシカだが、ショーに出演するまでの訓練期間は約1年。トレーナーとアシカたちの努力の成果 を、ぜひ見てほしいもの。平日4回、日曜・祝日は5回開演。

◆パンダイルカ
2001年春、海の人気者パンダイルカの親子が新しく仲間入りをした。137uのプールの中でのびのび暮らしていて、西日本で飼育するのは初めての試み。体色がはっきりと白と黒に分かれているところからパンダイルカと呼ばれているが、正式名称はイロワケイルカ。成長しても体長1m50cm体重50kg程度にしかならない、非常に小型のイルカ類である。南アメリカ南端のマゼラン海峡、フェーゴ島、フォークランド諸島などに分布する希少な種類で、一般 的な習性はほとんどわかっていない。機敏な泳ぎを水中、水面上の両方から観察してみよう。

◆ウィーディーシードラゴン
館内に飼育・展示されている動物は、約350種類、約1万3000点。カラフルな熱帯魚や希少で珍しいいきものも数多い。ウィーディーシードラゴンは、オーストラリアの南方に生息するユニークな形のいきもの。海草に似た形状を利用して海底に潜み、身を守っている。

◆コツメカワウソ
名前のとおり、指先に小さな爪がついたカワウソくん。愛嬌たっぷりの表情やしぐさは、つい微笑んでしまうほどのかわいさだ。好奇心が旺盛でガラスの穴からかわいい手を出すから、握手してみるのもよい。

◆大回遊水槽
入口正面にある大回遊水槽は、水深3.3m、外周38m、水量300u。外洋性のシマアジをはじめ、サメや大型底生魚クエなど、30種類の魚が泳いでいるようすを観察することができる。3000尾が潮流に向けて回遊する姿は、思わず声が出てしまうほどの眺めだ。
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